強いアンソニー?キム(米)が帰って来た。
米男子ツアーのシェル?ヒューストン?オープン(テキサス州レッドストーンGC)は現地時間4日、最終ラウンドの競技を終了。72ホールを終え通算12アンダーで並んだキムとボーン?テイラー(米)の2人がプレーオフを戦い、最後はサドンデス1ホール目でバンカーから寄せ切れずにボギーを叩いたテイラーに対し、無難にパーにまとめたキムが2008年のAT&Tナショナル以来となる約2年ぶりツアー通算3勝目に輝いた。
昨季大会に続く2年連続のプレーオフ。17番終了時点で最終組のキムがテイラーを2打リードし、優勝は決まったかに見えた。ところが18番のティーショットを右に曲げたキムがバンカーにつかまり、その間にテイラーが難しい18番で絶妙のバーディパットをねじ込み1打差に迫る。すると、キムの放ったバンカーショットは再びグリーン右サイドのバンカーの餌食となり、そこから果敢にピンそば1メートル強に寄せたものの、パーパットを外してプレーオフにもつれ込む。しかし18番で行なわれたプレーオフでは、テイラーが本戦のキムと同じようにバンカーにつかまりパーセーブならずに涙をのんだ。
キムにとって待ちに待った3勝目。前日に続きティーショットを曲げる場面が多くハラハラさせられたが、4日間平均27.8パット(1ラウンド当たりの平均パット数)の好調なショートゲームに救われ久々の勝利に結びつけた。これで次週のメジャー大会マスターズにも胸を張って出場出来る。タイガー?ウッズ(米)の復帰戦で“ポスト?タイガーの旗手”が大暴れする姿を見せて欲しい。
その他上位は通算11アンダー3位タイにシャール?シュワーツェル(南ア)とグラハム?デラート(カナダ)が入り、この日7アンダー65と爆発したショーン?ミキール(米)が通算10アンダーで単独5位に食い込んだ。キムと並び首位タイからスタートし、初優勝を狙ったブライス?モルダー(米)はスコアを2つ落とし、通算8アンダーでリー?ウェストウッド(英)らとともに8位タイにとどまった。
ビッグネームではフィル?ミケルソン(米)が通算2アンダー35位タイ。今季2勝のアーニー?エルス(南ア)は通算イーブンパー44位タイに終わっている。
引用元:RMTの総合サイト【INFO-RMT】
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